こんにちは!
「できるようになろう」
「苦手なことも克服しなきゃ」
「嫌なことから逃げちゃダメだ」
そんな呪いにかけられているあなたに、今日は私の恥の勲章についてお話しします。
かつて、私は職場で「魔王」と呼ばれていました!
「魔王」って!?
ファンタジーの世界ならラスボスです。
勇者が束になってかかってきても返り討ちにする、あの圧倒的な存在!
そう聞くと、
「さぞかし仕事がバリバリできて、部下を厳しく指導する怖い人だったんでしょう?」
と思いがちです。
あるいは、
「売上を何倍にもした伝説の店員だったのか?」
とか!
いいえ、全く違います。
それに、暴力を振るったわけでも、誰かをいじめ抜いたわけでもありません。
そんな私の正体は怠惰な逃亡者
当時の私の職場はドラッグストアでした。
そこには、
- 品出し
- 呼び込み
- 発注
といった、非常に面倒で、かつ私にとって苦手な業務がたくさんありました。
重い段ボールを運ぶ品出しを素早くこなし?
店頭にて喉が枯れるまで叫ぶ呼び込み?
数字と睨めっこし、パッパッパッと俊敏に発注するの?
……正直に言いましょう。
全部やりたくないよ!
そこで私は、ある「悪知恵」を働かせました。
それが、
「レジ業務という聖域に引きこもる」
という作戦です。
幸いなことに、その店には本部が設置した監視カメラがあり、店員の接客に点数をつけて評価していました。
評価ポイントは主に2つ。
☆常に笑顔であること
☆聞き取りやすい声量で話すこと
私は思いました。
「ここで圧倒的な高得点を叩き出し続ければ、店長は私をレジから動かさないはずだ」
わっはっはっはっははははー!
これが、「魔王誕生」のはじまりでした。
笑顔の接客マシーン、爆誕
そこからの私は、我ながら異常でした。
風邪でフラフラの日でも笑う。
客列が途切れずとも笑う。
理不尽なことを言われても笑う。
お客さんに存在を覚えられてしまいました。
客:「あなた、いつも楽しそうに働いているわよね~」
そして、声量は落とさない。
客:「今日は声が枯れてますね、風邪ですか?」
なぜそこまで頑張れたのか?
嫌な品出しと呼び込みと発注から逃げたかったからです。
動機は、不純でしょーもない!
でも、結果だけを見ると、なかなかのものでした。
私がレジにいると接客点数が高得点になるので、店長からも、
「こいつはずっとレジに置いといたらええわ」
と思ってもらえるようになったのです。
そして私は、見事にレジ専任へ。
嫌だった品出しも、暑いやら寒いやらの外での呼び込みも、数字と睨めっこする発注も、やらなくて済むようになりましたーーー!
逃走、成功です。
そして私は「魔王」になった
ここで一つ思わぬ効能がありました。
私の「逃げるための努力」が、周囲には全く違うものに見えていたのです。
私は体調が悪くてもレジで笑い続け、
店長から何を言われてもそのままのレジ顔で対応し、特に動揺せず、
6時間ぶっ通しでも良く通る声量でレジに立ちました。
先輩の年上男性から嫌味を言われても、
と、無傷。
すると、店員たちの間で、いつの間にか妙な噂が立ち始めました。
「なんであんなにずっと笑えるん、何を考えてるんかわからん」
「感情ないんちゃう?」
「あの笑顔、絶対裏があるで」
いいえ違います。ただ、レジから動きたくなかっただけです。
こうして、ただレジに引きこもりたかった女は、魔王へと昇華されました。
当時、私は20歳で、女子大生。
身長は155センチ体重は45kgと貧相な見た目なのにも関わらず、大変な栄誉をいただきました。
私がこの悪だくみから学んだこと
私はこの経験から、
苦手なことから逃げるのなら、得意なことを異常なレベルまで磨いてしまえばいいのでは?
と思うようになりました。
世の中では、
「苦手なことにも挑戦しよう」
「欠点を克服してこそ成長だ」
「苦手から逃げてはいけない」
と言われます。
もちろん、それが必要な場面もあるでしょう。
でも、真面目な人ほど、これを全部自分に課してしまう。
人前で話すのが苦手だから話す練習をする。
数字が苦手だから数字を勉強する。
人付き合いが苦手だから無理して飲み会に参加する。
これ、全部やったら疲れませんか?
私は思うのです。
全部を平均点にしなくても、いいんじゃないか。
私の場合は、レジでした。
品出しは嫌い。呼び込みも嫌い。発注も嫌い。
私は絵画やイラストで生計を立てることができたらいいな、という考えを持っていたくらいなので、人前に出るのが得意というわけでもないのです。
でも、
「笑顔で接客する」
「大きな声ではっきり話す」
なら、そんなに苦ではありませんでした。頭つかわなくていいから。
だったら、そこだけ徹底的にやろう。
そして、嫌なことをしなくても済むくらい、別のところで強くなろう。
これが、私なりの「悪知恵」でした。
あなたなら、何を「盾」にする?
たとえば、
・人前で話すのが苦手だけど、文章を書くのは苦にならないなら。
無理に「話し上手」にならなくてもいい、誰よりも分かりやすい資料を準備する。
・雑談が苦手だけど、仕事を正確にこなすのは得意なら。
無理に「愛されキャラ」を目指さなくてもいい、この人に任せれば安心だと思われる人になる。
苦手なものを全部克服しようとするのではなく、自分の得意なところを使って、苦手なものを減らしていく!ということですね。
私の場合は、それがたまたま、「レジから動かない」だっただけです。
んまー、なんてスケールの小さいこと(笑)
けど、私はこれで生き延びました。
魔王ハイエナちゃんからのメッセージ
今、あなたがしんどいのだとしたら。
もしかすると、全部ちゃんとやろう!としているのかもしれません。
一つくらい逃げ道を作ってもいい。
自分が比較的苦にならないことを見つけて強化!
それを「盾」にして、嫌なことを一つ減らすのです。
そういう方法でもいいんじゃないでしょうか。
あの頃の私は、頭を使うことから逃げるために、笑顔と声量だけは誰にも負けないようにしていました。
「今日も上手く逃げ切ったわ、クックック!」
とニヤリと笑う。
そんな図太さが、あなたの心を少し軽くしてくれるかもしれません。
明日も、適度に「悪知恵」を働かせて、軽やかに逃げ切りましょう。
それでは、また次回まで生き延びましょうね。
-ハイエナちゃんの悪知恵を盗んでください-









ハイエナちゃんの2回目、3回目、4回目の成人式での行き方が楽しみです!😊✨💕
魔王になった成り行きがわかりましたー!すごい!苦手をやらなくていいためといっても、レジ接客のトップの位置をとるほど笑顔と好印象接客を継続するのは難しいと思います😳ハイエナちゃんの戦略とガッツの勝利🎉✨